飛島村議会 > 2022-09-16 >
09月16日-02号

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  1. 飛島村議会 2022-09-16
    09月16日-02号


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    最終取得日: 2023-04-02
    令和 4年  9月 定例会(第3回)        令和4年第3回飛島村議会定例会会議録招集年月日  令和4年9月16日(金)招集の場所  飛島村役場 議会議場開会     9月16日 午後1時30分応招議員   1番  中山恵美賀  2番  伊藤 豊       3番  八木敏一   4番       5番  小川政徳   6番  上田光彦       7番  井田晴己   8番  伊藤秀樹       9番  鈴木康祐   10番  橋本 渉       議長  渡邉一弘不応招議員  なし出席議員   応招議員に同じ欠席議員   なし本会議に職務のため出席した者の職・氏名   議会事務局長     羽佐田里美地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職・氏名   村長         加藤光彦   副村長        佐野 徹   教育長        田宮知行   会計管理者      中野 晃   総務部長       加藤義彦   総務課長       鷲尾成二   企画課長       早川宗徳   税務課長       伊藤功司   民生部長       中島利文   住民課長       下里佐織   福祉課長       伊藤澄雄   保健環境課長     河村 泰   開発部長兼経済課長  福谷 晶   建設課長       山田由樹   教育部長兼教育課長  奥村義明   生涯教育課長     加藤悦久 △議事の経過      開議 午後1時30分 ○議長(渡邉一弘君) ただいまの出席議員は10人です。定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。 議事日程はお手元に配付のとおりです。議事日程の順序に従い、会議を進めます。 ○議長(渡邉一弘君) 日程第1、一般質問を行います。 通告の順序に従い、一般質問を許します。 初めに、上田光彦君を許します。     〔6番 上田光彦君 登壇〕 ◆6番(上田光彦君) 6番上田光彦です。 本日は、以下2つの質問について、執行部にお聞きしたいと思います。 最初の質問です。農業施策を聞く。飛島村の基幹産業である農業のさらなる発展のために、大規模な専業農家だけではなく、比較的小規模な農家の作っている農産物を、多品種に広く集めて販売していくことが必要だと思います。 そこで2点、作りやすく、飛島村の風土、環境に適した魅力的な農産物の開発、そして農産物直売所の整備について、村の考えをお聞きします。 2つ目の質問です。防犯対策。防犯灯、街路灯の増設。遅い時間にバスや自転車で帰宅する学生や会社員の方々から時々、街灯がなく、暗くて怖い思いをする場所があるとの声を聞きます。防犯灯、街路灯設置の要望、取りまとめは、区長さんの業務になっていますが、住民の皆様にはその手順が周知されていません。私ども議員ももちろんお聞きしています。要望、設置の手順をお聞きします。 この場での質問は、以上といたします。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 上田議員御質問の農業施策を聞くについてでございますが、私が掲げている村づくりのビジョンの一つに「活気と魅力のある村づくり」がありますが、活気のある村づくりに農業は欠かすことができない基幹産業であると考えております。魅力とやりがいのある産業として育成してまいりたいと考えております。作りやすく、魅力のある農産物への取組でございますが、生産者の方々やJAあいち海部さんなどと話し合い、取組が可能であれば、進めてまいりたいと思います。また、農産物直売所の整備についてでございますが、現在、村では、第5次飛島村総合計画を策定中であり、この中でふれあいの郷の再編に合わせた取組として盛り込む予定であります。ふれあいの郷を観光拠点として整備することに併せて、農産物直売所として、既存の産直市を拡充してまいります。 次に、防犯対策についてですが、現状は、家屋がない村道には防犯灯が少なく、暗い道路となっております。新規の防犯灯設置には、毎年9月に各地域の要望を区長から申請いただき、現地確認を行い、設置可能な場所へ次年度予算化し設置させていただいております。防犯カメラとの連携ですが、防犯灯と連携がなくても夜間の防犯カメラの画像を捜査機関へ提供ができていますので、連携は考えておりません。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆6番(上田光彦君) もう少し細かいところをお聞きしていきたいと思います。 最初の質問の農業施策のことでありますが、特産品の開発をということで、飛島村産の米を原料とした日本酒の製造に取り組んでいるということなんですが、どのような取組なんでしょうか。 ◎企画課長早川宗徳君) 観光交流協会では、令和3年度に設楽町の酒造メーカーのほうに委託をいたしまして、日本酒を試作させていただいております。イルミネーション事業でありますトビシマライツの寄附金3万円以上していただいた方や、あるいはふるさと納税をしていただいた方への返礼品としてさせていただいております。 以上でございます。 ◆6番(上田光彦君) これ、具体的に何本オーダーされてるんでしょうか。 ◎企画課長早川宗徳君) 昨年度、試作ということで720ミリリットルサイズのものを100本試作してございます。 ◆6番(上田光彦君) これ、日本酒の瓶だけですよね、オーダーしてあるのは。私思うに、同じそういうのをオーダーするんでしたら、やっぱりそれに付随した副産物というか、酒かすとか、酒かすを使った何かを、一緒に複合的に頼んで、そういったものも一緒に販売していけるような形にしていただけるといいかなと思うんですが、どうでしょう。 ◎企画課長早川宗徳君) 酒造メーカーさんのほうに確認をしましたところ、石けん、あるいはアイスクリームや漬物などに商品として再利用することができるということをお伺いしておりますので、また本年度以降、検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆6番(上田光彦君) ちょっと余分なことですが、酒かすだけでも普通に販売できると思うんで、そういったものも含めて先に言っていかないと、多分、向こうも用意があると思うんで、そこら辺は前もって言っていただくといいかなと思います。 あと、農産物直売所でありますけど、現状でどういったルールで参加できるかっていうことをお聞きしたいと思います。 ◎開発部長兼経済課長(福谷昌君) 現在の参加のルールでございますが、こちら今、産直市というものをやらせていただいております。そちらのルールでございますが、村内の住民の方、企業の方ということでなっております。 以上でございます。 ◆6番(上田光彦君) 窓口は経済課でいいんですね。質問でも言わせていただいたんですけど、やはり村内も比較的小規模な農家が多くて、やっぱりちょっと変わったものを作っているからぜひ出したいとか、そういったいろんな意欲的に取り組んでみえる農家さんもみえると思うんで、そういうのをぜひ皆さん、行政のほうも拾い上げていただいて、また先ほど村長さんのお言葉にあったように、農協さんとも協力し合って、いろんな幅広いものを集めて売っていただくような。僕らも研修とか何かで、いろいろ他の自治体見させていただく機会がありまして、道の駅とかも見させていただいたり、私自身も道の駅よく回ってますんで。いろんな、すごくはやってるとことか、そうじゃなくても農協、JAのグリーンセンターとか、そういったファーマーズマーケットとか、いろんな、規模の大小はあるんですけど、そういったいろんなとこありますんで。今度、課長見に行こうか、部長見に行こうか。 いろいろなとこ見ていただいて、いろんないいところを取り入れていただくといいと思います。そして、将来的な先ほど村長さんのお話にもあったように、計画として、今のエコプラザをということでおっしゃってたんですけど、そこは総合計画の中で、まだいろいろと細かいところは決定してないと思うんだけど、また皆さん協議していく中でお話を聞かせていただいて、また僕らは微力ですけど協力させていただくことがあればと思いますんで、よろしくお願いします。 2つ目の質問に入ります。防犯灯、街路灯の要望で説明させていただいた中で、地区の取りまとめは区長さんでというお話、これは私どもよく分かっておりますが、そこら辺の、地区からの要望っていうんですか、ここに付けてくれとか、そういったのは、具体的にどれぐらいあったんでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 地区からの要望になりますが、まず、令和3年度になりますと、3地区から要望が45か所ございまして、そのうち設置可能の箇所であった13か所に設置をしております。また、その前の令和2年度におきましては、2の地区から11か所の要望がございまして、そのうちの設置可能だった6か所に設置をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ◆6番(上田光彦君) これは例えば、区長さんが地区で、そういったここに付けてくれとか、住民の方から要望をいただくと思うんだけど、そこら辺はそのときに寄り合いにみえたその人からの要望が主だと思うんですけど、実際に私ども住民の皆さんから、学生さんとか会社員の女性の方とか、そういった方が、暗いんで何とかしてほしいというような声が、実際に行政のほうに届いてるかどうかっていうのが、ちょっと届いてないんじゃないんかなっていうのは気がするんですけど。そこら辺の、誰が要望したのかっていうのは実際には分からないんですかね。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 実際に申請いただくときには、区長さんからこの箇所に付けていただきたいということで、場所の指定をしていただくことになりますので、誰から依頼を受けてどこにっていうことは分かりませんので、誰からっていう、いわゆる学生さんとか会社員さんから依頼があったということは把握はしていないところでございます。 ◆6番(上田光彦君) お話の中で、私も担当の課といろいろと話をお聞きする中で、例えば、電柱が続いてあるようなところには設置できるんだけど、電柱が途切れて、そこに電源がないっていうところには、電灯は付けれないっていうふうに、そういった答弁いただいとるんですけど、それは実際、電源がないと電灯は付けれないっていう考えでいいんでしょうか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 議員のおっしゃるとおりでございまして、防犯灯には電気が必要となります。近くに電源があれば電源を引っ張ってくることは可能なんですけど、電源がない、取れない場所は設置できない場所となります。
    ◆6番(上田光彦君) それで私、電源がないところにソーラーで、そういった電灯を付けるっていう、実際今回、この写真はあるんですけど、今日ちょっと提出期限が切れて、提出できなかった写真があるんですけど、実際それをやってみえる自治体をちょっと見つけました。 これ具体的に言っていいのかな。これ、南濃町。そこで役場の前の信号のところで付けてるとこがありました。これ本当に、実は今日見つけたんですけど。こういったソーラーで電源がなくて、電灯がなくて、それこそがやっぱり皆さん不安に思っている箇所なんで、ぜひそういう場所に付けていただくには、電源がなくてもつくようなものをどうかということで、今日この写真の資料は、皆さんにも分かるように提出しましたけど、そういったものをぜひ付けていただきたいなと思うんですけど、どうでしょう。 ◎総務課長(鷲尾成二君) このような太陽光発電によります防犯灯につきましては、この中身のバッテリーなどの品質とか、また設置に対します費用対効果を見極めて、今後の検討課題とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(上田光彦君) ぜひ実験していただいて、またこういった設置しているところで実際に聞いていただいて、効果のほうを確かめていただきたい。先ほども言いましたけど、防犯カメラも街灯もないとここそがやっぱり、皆さん不安に思ってるとこなんで、そういったところにぜひ、付けれるには多分これしかないだろうと思いますんで、ぜひ検証していただきたいなと思います。 以上で終わります。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、中山恵美賀君を許します。     〔1番 中山恵美賀君 登壇〕 ◆1番(中山恵美賀君) 1番中山恵美賀です。 私からは、飛島村に農業のテーマパークをと、子育てサポートの充実をの2点質問をさせていただきます。 まず、飛島村に農業のテーマパークをですが、2021年4月陸前高田にワタミオーガニックランドがオープンしました。20年かけ少しずつ整備し、農業や環境やエネルギーを通じて、楽しみながら学べるテーマパークを目指していくというものです。 完成までに20年がかりのプロジェクトになります。第1弾として、モデルエリアがオープンしています。モデルエリアでは、地元食材を使ったバーベキューなどが楽しめます。たくさんの命が幸せになる仕組みづくりとして、SDGsや環境型農業の野菜の摘み取りやアクティビティーなどを用意されています。この土地の持つ恵みを生かした農業の再生、山や海の資源環境を考えて、地域の人たちと連携した様々な仕組みに触れられるというものです。 本村も農業、農業体験、工房、ショップ、レストランなどの総合農業をされてはいかがでしょうか。 次に、子育てサポートの充実をですが、現在、本村は生後1年から未就学児の一時保育をしていますが、名古屋市やほかの自治体では、生後3か月や6か月から預かりをしています。本村も、一時保育の年齢を下げてはいかがでしょうか。他自治体は、産前産後ヘルプ事業として、産後ヘルパーや産後ドゥーラの活用をしていますが、本村でもこの支援をしてはいかがでしょうか。 ここでの質問は以上とさせていただきます。よろしくお願いします。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 中山議員御質問の飛島村に農業のテーマパークをでございますが、現在、村では、第5次飛島村総合計画を策定中です。その中で、ふれあいの郷再編事業として、ふれあいの郷を核とした観光交流施設の設置を盛り込むことを予定しております。中山議員のお考えも参考とさせていただきながら、引き続き農業を観光資源の一つとして、魅力を高めるよう取り組んでまいりたいと考えています。 次に、子育てサポートの充実をについてでございますが、議員御承知のとおり、村では、保育認定されていない未就学児が一時的に保育施設を利用できる一時保育事業を実施しております。この事業は保育施設の保育士や定員に余裕がある場合に、満1歳以上の乳幼児が利用できるサービスで、母子健康手帳交付時の子育てガイドブック村公式ホームページ等で事業の周知をしております。対象年齢の引下げに関しては、ゼロ歳児の預かりには相応のリスクが伴うこともあり、事業の形態によって人材や実施施設の確保等が必要となりますので、慎重に検討していく必要があると考えております。また、産後の支援事業については、平成30年度から産後ケア事業を医療機関と委託契約し、宿泊などを伴う母親の身体ケアや乳児の育児サポート等を実施しているところであります。産後ヘルパーや産後ドゥーラの導入につきましては、既存の母子及び育児支援事業の状況を踏まえつつ検討したいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆1番(中山恵美賀君) 少し質問をさせていただきます。 ふれあいの郷を核とした観光交流施設とありますが、具体的な構想はありますでしょうか。また、イメージとしているものがあったら教えてください。 ◎企画課長早川宗徳君) 現時点では具体的な構想までは至ってございません。今後、総合計画の実施計画の策定などを踏まえて、具体化してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆1番(中山恵美賀君) 今春から自然栽培の第一人者である木村秋則さんの愛弟子で全国に広がる農福連携自然栽培パーティの栽培顧問の佐伯康人さんにお越しいただいて、自然栽培農学校を開催していますが、佐伯さんに、名古屋の夏は暑いから青パパイヤが良いのではないかとアドバイスをいただき、今年5月に青パパイヤ耕作放棄地に栽培しました。これは新城のパパイヤ農家の方のところで研修を行い、指導もしていただきました。観光ができるよう、パパイヤの間には道板を敷き、小道を造りました。見にみえた方は大きく育ち、たわわに実るパパイヤに、ここは日本かと一様に驚かれています。これは観光につながると思い、フラダンスの方に協力いただき、写真撮影を今、計画しております。来年は休耕畑で実証実験第二弾に取りかかりたいと思います。また、温室で種から発芽・育苗の、こちらのほうも予定しております。飛島村も六、七十年前は、旧小学校北に藍染めの工房があったと聞きまして、飛島村で藍を育て、種をまき育て、藍染めをしたいと、今、生葉染めも実施しておりますが、こちらは人気があり毎年参加されている方もみえます。また春には、田舟で苗を載せ、飛島村郷土資料室にあるような、かすりの着物でマコモや稲の田植をしております。飛島村の歴史を学べますが、こちらはお子様や都会の方に人気があります。ちょうど今、古代米は色づき、桃色と赤色のじゅうたんのようになっております。こちらの古代米は実る前に刈り、色を定着させ、ドライフラワーにします。愛知県史の編さん委員をされた中世史を研究されている石田さん、この方は本村の海外研修のときに移民について生徒たちに教えてくださっている方ですが、この方が本村の資料室のケースの中に、卒論の研究となる価値のある資料があるというふうにおっしゃっています。飛島村の開拓時の農業の在り方がそこには書かれています。地味だがこれも交流になると、石田さんはおっしゃってみえます。この開拓当時の農業も再現できたらと思います。現在、試験的に実験をしているさなかです。目で見て癒やされ、楽しめ、体験を通じて楽しく学べ、新鮮な野菜をおいしく食べ元気になる。そんな場所を模索しながら、将来的に飛島村も取り組んでいっていただきたいと思います。ワタミのように、20年計画でよいと思います。ブロックやエリアごとに分け、可能なところから取組をし、修正しながら進めていけばよいのではないでしょうか。農業の体験を通しSDGsが学べる場所、未来の子供たちに残す光の場所をつくっていただきたいと要望します。 最後に、村長から一言お願いいたします。 ◎村長(加藤光彦君) 中山議員、幅広くいろんなことを手がけておられて、飛島村でも導入できることはしていきたいというふうに思っております。 先ほど青パパイヤのお話があったんですけれども、地球温暖化がこれからもどんどん進むと思いますので、そういったものも生産していただいて、そして将来的には産直市も規模を拡大していく予定をしておりますので、そういったところの商材のバリエーションの一つにしていただきたいなというふうに思います。 それから今、米のお話もされたんですけれども、そういったものも観光資源の一つになっていく可能性もありますので、引き続き、活動していただきますようにお願いを申し上げたいというふうに思います。 ◆1番(中山恵美賀君) さらなる展開を希望しまして、次の質問にさせていただきます。 子育てサポートの充実をのほうですが、こちらのほうですけれども、現在の一時保育の利用状況ですけれども、どのような状況でしょうか。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 本村では議員御承知のとおり、満1歳以上の未就学児を対象として一時保育を実施しており、3種類の形態がございます。1つ目が、家庭における保育が一時的に困難となった場合、短期間の仕事であるとか自営業で忙しいときだけ預けたいといった非定型型と言われるもの。また、2つ目が、保護者の疾病、入院、介護、冠婚葬祭、里帰り出産等で必要となった場合の緊急型。また、保護者の育児に伴う心理的、肉体的負担を解消するためのリフレッシュ型の3つのパターンがございます。第一保育所の利用状況となりますが、非定型型は、令和3年度6件、令和4年度は8月末現在でゼロ件。緊急型につきましては、令和3年度2件、令和4年度7件。リフレッシュ型は、ともにゼロ件となっております。なお、利用されたお子さんの年齢は1、2歳児でございます。 以上です。 ◆1番(中山恵美賀君) 飛島保育園、第一保育所以外での一時保育についてですが、子育て支援センターにおいて実施してはいかがでしょうか。この提案ですけど、どうでしょうか。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 子育て支援センターで実施することができるのは、国が定める事業である一時預かり事業となります。本村が設置している子育て支援センターは、国が定める地域子育て支援拠点事業実施要綱に基づいて実施させていただいております。一時預かりは、同様に国が定める一時預かり事業の実施要綱に基づくものとなります。そのため、実施するには実施する事業により設備、また人員の基準といった面で課題も出てまいります。そういった様々な面も含めまして、先ほど村長の答弁にもございましたが、慎重に検討を進めていく必要があると考えております。 以上です。 ◆1番(中山恵美賀君) 産後の支援事業について、業務を医療機関と契約して、宿泊、母体の身体ケアや乳児の育児サポートなど、実施しているとありますが、こちらの利用状況をお聞きします。 ◎保健環境課長(河村泰君) 村長答弁にもございましたとおり、平成30年度から母子保健対策事業の中の産後ケア委託として、医療機関と契約して事業化を進めております。対象としましては、家族から家事や育児の援助が受けられない1歳未満までの乳児とお母さんで、お母さんの体調不良や育児不安などある方となります。内容としましては、医療機関に宿泊いただきまして、お母さんの身体的ケア、あとは育児サポートを受けられるものとなっています。対象者には、母子手帳だとかそういった交付時などに周知は行っておりますが、現在のところ利用実績はございません。 以上でございます。 ◆1番(中山恵美賀君) 本村の行われている、この産後ケアの委託は、この産後サポートを関わっている方から高く評価され、私もよい事業だと思います。母子手帳交付時に、子育てガイドブックホームページで周知のこととのことですが、子育て中の若いお母さんたちは、この事業を知らなかったと言われます。また、一時保育事業のリフレッシュ型というのも同様でございます。せっかくよい事業があるのなら、母子手帳交付時だけでなく、妊婦健診のときや出生後の健診のときなどにも周知していただきたいです。 名古屋市の場合、産前産後ヘルプ事業があり、妊娠中または産後間もない時期で体調がすぐれないため、家事や育児が困難な方に対してヘルパーを派遣して、調理、洗濯、育児のお手伝いなどの援助をしています。昨今、定年後の再雇用や定年がさらに延長されているという現実があります。医療機関でケアをされた後、家事や育児のお手伝いをしてくれる人がいない場合、この産後ヘルパーというのは必要だと思います。子育て支援の一時保育ですが、緊急型は令和4年ではもう既に7件もあります。支援センターは、子供もなじんでおります。こちらで一時保育が子供の心理的な負担も少ないものと思います。ここで、支援センターのほうで一時保育をしていただけたらという、親御さんからの声も聞きます。若いお母さんが安心して子供を産み、安心して育てられるよう、きめ細かな支援をお願いしまして、質問を終わりにいたします。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、鈴木康祐君を許します。     〔9番 鈴木康祐君 登壇〕 ◆9番(鈴木康祐君) 9番鈴木康祐です。 以下の点につき、村長及び関係部課長に質問をさせていただきます。 私は以前から一般質問で、不妊治療の助成を国が43歳としてるところを年齢を制限することなく助成を要望し、村もそれに賛同して年齢制限をしていませんでした。しかし、6月の議会中に、不妊治療の助成の補助を政府が決めた43歳に飛島村も合わせると発表されました。村長も、妊婦の体力と出生児の健康を考慮し、年齢制限を設けることで、出産に取り組むことを早期にするよう促すためにも年齢制限を決めたと言われましたが、今、世間を見渡すと、女性に社会進出を求め、その上ジェンダー平等を唱え、過度の責任を負わせた上、出産・育児も仕事との両立を制度としては手厚く進めるように取り決めていますが、今の社会情勢を見ますと、男女ともに晩婚化が進み、育児に専念する時期と介護の問題がよぎる時期が重なっています。その中で、女性は多くの生活全般をこなし、男の私としては女性に尊敬のまなざしで見るしかない気持ちでいっぱいです。今、多くの女性が妊娠に悩み、不妊治療と就労の両立支援、少子化対策、女性活躍の施策に資することが期待され、我々男どもは女性を超人、人間を通り越した人類、それとも神様だと思っているのでしょうか。晩婚化及び晩産化が進む中で、不妊治療で出産する方が16人に1人だという統計が出ている中、私は子供が欲しいという夫婦にでき得る限り、手を差し伸べるのが行政の役割だと考えています。不妊治療に取り組んでいる夫婦に少しでも気持ちの余裕を持たせるため、年齢制限を設けることのないよう、いま一度考え直していただきたい。 次に、通学路に横断歩道の白線をということで、村内の通学路や主要な道路には、横断歩道である白線が設置されています。しかし、通学路の全ての箇所に、この白線の横断歩道が設置されているわけではありません。そこで村では、村道には子供たちの安全を図るために、横断歩道の代わりに道路を着色して運転手に注意喚起をしています。また、通学路に限らず、村内には危険と思われる箇所に横断歩道がないところも見受けられますが、再度調査をして、そのような箇所に横断歩道を設置できないでしょうか。歩行者が安心して道路を渡れるよう、危険と思われる横断歩道のないところについては横断歩道、標識などの設置をお願いいたします。 次に、猟銃の禁止区間ということで、数年前、地区の数名の方から、自宅の近くで狩猟の音が聞こえたと相談がありました。警察にも届け、警察からは事情が聞きたいと相談者に事情聴取をしてもいいかと連絡先を聞かれ、事情を話して協力していただきました。結果として、飛島村では時期により狩猟がいいようで、調べてみると、愛知県の地図の色分けで、飛島の工業地帯を省く地区と近隣の一部だけがよい地区になっていることが分かりました。猟銃の音で肝を潰すことのないように要望いたします。 最後に、優良農地を守るということで、新規住宅地開発に当たり優良農地を守るなど、幾つかの選定骨子を上げていました。今後、大規模住宅地開発をするとき、どこを選定するのか、具体策があれば教えてください。 以上、ここの場での質問を終わります。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 鈴木議員御質問の不妊治療の年齢制限を撤廃せよでございますが、国は令和4年度開始した不妊治療の保険適用について、妻の治療開始時の年齢制限を43歳未満としています。一般的に、女性の年齢と不妊の関係性は高く、年齢の上昇に伴い妊娠率も下がり、逆に年齢とともに流産率及び母体へのリスクが上昇すると考えられています。また、不妊治療に対しましては、早期に治療を開始することがより効果的とも言われています。このことから、本村においても不妊治療の早期開始を検討いただくためにも、国の保険制度と同様の年齢制限を設けることといたしました。あわせて、本村においては、制度の移行期間として、令和5年2月末までに治療を開始された方に対して、年齢制限を設けず治療開始から2年間継続して助成を行ってまいります。 次に、通学路に横断歩道をについてでございますが、道路管理者、つまり村は横断歩道を設置することはできません。横断歩道等の交通規制を伴う権限は愛知県公安委員会にあります。道路管理者が通学路等において、道路の横断が危険と思われる場所に、横断指導線として白線を2本設置することは可能です。村内において、既に横断指導線を設置した箇所は数か所あり、注意喚起として、横断する箇所を緑色等に塗装しております。しかし、横断指導線につきましては、道路交通法上の規制効力はありません。まずは、通学路で危険と思われる箇所につきましては、蟹江警察署へ横断歩道の設置要望をさせていただきます。横断歩道の設置につきましては、交通規制の必要性のほかに、歩行者の滞留場所の整備等も必要であると聞いております。道路管理者として警察と調整し、横断指導線の設置も検討していきたいと考えております。 次に、猟銃の使用を禁止区域にについてでございますが、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、愛知県が特定猟具使用禁止区域を指定しております。議員おっしゃるとおり、危険の予防という観点から利害関係者の同意を得た上で、県と調整をしていきたいと考えております。 次に、優良農地を守るについてでございますが、新規住宅地の開発として、平成28、29年度に渚地区におきまして分譲を行いました。また、平成24年1月1日から平成28年12月31日までに住宅系用途の建物が93軒建てられており、年平均18軒、村内において新たに住宅が建築されております。飛島村は農業振興地域であるため、新規住宅地の開発に当たり優良農地を守るとの具体策として、今回の住宅地開発の計画におきましては、まずは活用できる既存の村有地において、住宅地開発を優先的に行っていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆9番(鈴木康祐君) まず、最初の不妊治療ということで、村長はまだ2年延ばしていただけるということで、本当にありがたいことなんですけど、前段でも言ったんですけど、本当に今、結婚適齢期が下手すると30から40じゃないかなっていうような時代風潮になっている中で、女性の体の具合も本当に村長のおっしゃるとおり心配は心配なんですけど、やっぱり精神的にもちょっとそんな設けていただかないほうが取り組む方には本当に心の安らぎって言ったらおかしいですけど、あんまり慌てさせると、逆に無理じゃないかなと思うんですよ。本当に1人でも2人でも生まれてほしいと望むなら、やっぱり年齢制限はできるならどんどん先延ばしにしていただけるような方法でもやっていただけないかなと思うんですけど、その辺のとこはどうなんでしょうか。 ◎村長(加藤光彦君) 国が不妊治療の上限を43歳にした理由っていうのは、あると思うんです。それは何かというと、やっぱり年齢的な統計学に基づいて算定してるというふうに思います。43歳を超えると、一気に妊娠率そして子供ができる確率が下がってしまうという、そういうデータを基に、国のほうは算出しているというふうに私は思っています。それで、保険適用になるということで、経済的な負担は軽減されると思うんです。そのことによって、早く治療を始めようっていう、そういう夫婦も増えてくると思います。そのことによって子供ができれば、その治療期間も短期間で済むというメリットもあると思いますので、私はこの国の施策っていうのは間違ってはいないというふうに考えております。それに併せて、飛島村も村の施策をそのように変えさせていただいたということでございます。御理解を賜りますようにお願いします。 ◆9番(鈴木康祐君) 今、村長のお答えと考え合わせると、やっぱり私の意見とは堂々巡りにもなっちゃうと思うんですけど、インターネットで見とっても、45歳でも不妊治療して生まれるよっていう医師のお話もあるし、それはそれで村としての負担はあまり増えないような気がするんですよ。前のときは国も助成してなかったんですけど、国が助成するというふうになってから、村の負担というのも結構軽減されると思いますので、その辺のところはちょっと目を見開いてほしいなと思いますが、これは今のお答えを聞くと堂々巡りになりますので、この辺でやめておきます。 次に、通学路のとこですが、村長、横断指導線は警察と話合いはしないけないんですか。村独自で引くことはできないのでしょうか。答弁の中で聞いてると、横断指導線ってのは別段法律的に効力がないということですので、できるなら警察と協議というよりも通学路全般を見渡していただいて、引いていただいたほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、その辺のところはどうなんでしょうか。 ◎建設課長(山田由樹君) 先ほど議員の御質問ですけど、横断指導線ですけど、警察と協議というのは、横断歩道がつくか分からない場所を先に引くというとこの協議でございまして、危険な場所に関しては、道路管理者において指導線を引くことは可能でございますのでお願いします。 ◆9番(鈴木康祐君) どうも私の早とちりみたいだったもんで、職員の方も横断歩道が引けるとこは先に引こうという考えだという答えでいいですね。そういうことで。また、飛島村は本当に今、交通事故の死者もないみたいですけど、でもやっぱりそんなことがあってはいけませんので、そんなことが起こる前に、安全策をとっていただきたいと思いますので、その辺のとこ、よろしくお願いします。 次に、猟銃のところなんですけど、本当に2年前に課長と話ししてたときに、愛知県で飛島村だけが外れとるよというお話聞きました。ラムサール条約で藤前干潟守るだとか、野鳥園があるということで、飛島結構そういうので規制からなかなか外せないと思うんですけど。やっぱり極端なこと言うと、自分ちから、俺んちから役場に向かって、鳥が飛んだら撃ってもいいよっていうようなところだと思いますので、それはそれで本当に住民の方、心配されると思います。世の中ちょっと、そういうことにも皆さん目を見開いていただけるような風潮になってきたもんですから、その辺のところはよろしくお願いしたいと思いますが、村長はそんな考えでよろしいですよね。 ◎村長(加藤光彦君) 先ほど答弁の中でもお話ししたんですけども、利害関係者があるということで、そこでの打合せがうまくいけば、調整はできるんではないかなというふうに思っています。ただ、断定はできませんが、希望的観測としてはそう思っています。 ◆9番(鈴木康祐君) 思いは一緒だということで確認しましたので、村長にも御尽力いただいて、できるなら飛島村の地図、愛知県と一体になるような政策をしていただきたいと思います。 最後に、優良農地を守るということで、私の地区のところに住宅地を造るということでしたけど、今、この飛島見渡すと、中央道沿いでも本当にいろんなところで倉庫が軒並み建ってます。しかし、そんな大規模な倉庫、車両基地が建っているのは、村が優良農地というところでくくる場所ばかりだと思います。住宅は正直な話、造ろうと思っても農地だで駄目だよって言って、結構申請しても駄目になることが多いんですけど、そんな中で大規模の優良農地が倉庫や車両基地に変わっていきます。中学校のグラウンドも住宅地ということで話を聞きましたけど、私は中学校よりも旧小学校のほうが商業施設にも近いし、銀行にも近い。また、飛島村、名古屋方面とか三重県方面などに働きに行く方は、近鉄蟹江駅を使って行かれる方が多いと思います。それには飛島バスが皆さん最近たくさん利用していただいていると思いますけど、そんなことも考えると、旧小学校の用地もベストなところだと思いますけど、そういうところも、今後、考慮していただけるのでしょうか。 ◎建設課長(山田由樹君) 議員の言われる旧小学校、北拠点避難所の南側の空き地というか、そこだと思われますが、そちらは災害時の応急仮設住宅の予定地となっておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆9番(鈴木康祐君) 応急仮設住宅造ろうと思えば、いろんなところがあると思うんですよ。竹之郷の地区でも、前、建設会社に貸しとった澪を村が買い上げて、今また建設会社が資材置場にしているんですけど、あそこでもなるような気がしますし、公園なんかも仮設住宅っていう観点から言えば、皆さん地区の公園に建ててもらうほうが、避難生活していく上で、住民同士のコミュニケーションも取りやすいと思います。別に小学校の用地ばっかりを仮設用地にする必要はないと思います。そんなことで思ってますけど。また、ここの中で一番私が気にしているのは、優良農地を守るという一項目でくくるならば、飛島村、本当に大規模な住宅開発はできないと思いますけど、その辺のところは考えてみえるのでしょうか。 ◎村長(加藤光彦君) これは今の段階での話なんですが、今の段階で十分に活用されていない村有地があれば、そちらのほうで住宅を建てるべきではないかというのが、今までの話の流れだったというふうに私は思っております。今後、県とのやりとりの中で、中学校のグラウンドを今、住宅開発を仮にできたとすると、そうするとその次は、農地もやむなしという形になるのか、公園があれば公園のところでも建ててもいいよという話になるのか、それは次の段階の話として考えていくことだなと私は思っております。 ◆9番(鈴木康祐君) いろんな計画がある中で、ただ優良農地を守るっていうことで話をするならば、今、中山恵美賀さんが言ってみえたんですけど、新しい農業をつくるだとか、そういうことも考えないけないと思うんですが。私も実は農家の出ですけど、本当に農地という面で、田んぼに米を作る技術もありません。ただ、地区で皆さんで一体で農業を守ろうということで、努力はさせていただいておるんですけど、本当に心配です。どうやって守っていくのか。今まで飛島村、本当に他の自治体に比べて、大変手厚い補助をしていただいておると思いますが、それでもどんどん衰退してく一途ですが、今後、その農地を守るということで、村として、どのように考えてみえるか、考えがあったらお聞かせください。 ◎村長(加藤光彦君) 水田に関しては、オペレーターの皆さんに協力していただいて、守っていけると私は思っています。それで、あと金魚池とか、それから畑で復田できないような畑、そこがどうなるかなっていうのはちょっと懸念はしていますが、今、オペレーター、要するに受託部会の皆さんは、まだ面積を広げたいという考えを持ってみえますので、その点では水田に関しては、守っていけるんではないかという、そういう見込みを持っております。 ◆9番(鈴木康祐君) 村長そういうふうにお考えなのかもしれませんけど、私、自分とこの田んぼをオペレーターに守っていただくためにお金出してやってると、農業赤なんですよ。飛島村の人って私がいけないのかもしれませんけど、本当にこのまま赤でやっていくなら、農業なんかやめてしまえなんて思ってる人ばかりじゃないかと思うんですよ。オペレーターの方は確かに、言いにくいですけど、自分たちの手取りはしっかり取ってみえると思います。だけど、そのオペレーターに貸している農家と言われる方は、本当に誰か買ってくれる人がおったら売るぐらいの気持ちでいるんじゃないのかなと思うんですけど。そんな点では、ちょっとこのまま田んぼを守るということはできないと思いますし、住宅開発で優良農地を守るということで言うなれば、田んぼしか候補地はないような気がします。そんなことも考えていただくことはできないのでしょうか。 ◎村長(加藤光彦君) 私も農家でありますので、家は。だからその採算が合わないということは理解できます。しかし、もう一方の視点として、やはり防災ということも考えていかなければいけないということも頭に置いていかなければいけないというふうに思います。今、飛島村の農地の面積のおかげで補助金がもらえて、そして排水機能も非常に高い状態で、冠水する場所は村内でも少ないというような状況に保たれているというのは、これは県のほうからの補助金をいただいておるおかげで農業施設がしっかり守られて、そして更新されて、排水機能が維持されているということも一つ頭に置いていかなければいけないというふうに思っております。で、農地の地権者に対してどうするかっていうことは考えていかなければいけないかと思いますが、農地を守るっていう点で考えれば、オペレーターの皆さんが今のところは、農地を維持してっていただいておるもんだから、耕作していただいておるということで、守っていくことは、何とかできるんじゃないかという、そういうつもりでお話をさせていただいたわけであります。 ◆9番(鈴木康祐君) 私自身も答えはないんです、本当に。自分と先祖からもらった土地どうやって守っていくか、その一心で農地守ってるだけであって。ただ、これが自分の子供になると、そんな農地なんか要らんっていう人ばっかが出てくるんじゃないかという思いで危惧しているので、この質問をしました。 私の質問は、以上とします。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、井田晴己君を許します。     〔7番 井田晴己君 登壇〕 ◆7番(井田晴己君) 7番井田晴己です。 私は、住民の方が安心して生活ができ、また、生徒が安心して学園生活を送るために、次の2点について質問をさせていただきます。 1点目は、福祉タクシー助成事業の拡大について質問をさせていただきます。従来の福祉タクシー助成事業に加え、今年度から75歳以上全ての方に拡大をされました。しかし、住民の方からは、海南病院の支援タクシー並みの片道500円程度の料金で利用ができるように助成金額を見直していただけないか、伺いたいと思います。また、公共交通空白地帯の住民の足を確保するために、助成対象年齢を拡大していただけないか、伺いたいと思います。 2点目について、通学時の安全対策について質問をさせていただきます。今年は6月下旬から非常に暑い日が続いていました。このため熱中症の心配もあり、熱中症になり救急搬送された生徒が2人発生しました。通学時及び下校時に関し、生徒にどのような指導をされているのか、また、民家の少ないところで非常事態が発生した場合の生徒への対応をどのようなふうに指導されているか、伺いたいと思います。今年も夏が過ぎましたが、今後このようなことがいつ起きるかも分かりません。夏場だけでもスクールバスを導入していただけないか、伺いたいと思います。 以上、この場での質問とさせていただきます。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 井田議員御質問の福祉タクシーの助成事業の拡大をについてでございますが、高齢者等タクシー料金助成においては、今年度よりこれまでの要件、つまり一人暮らしの高齢者、高齢世帯、要支援・要介護認定者に加え、対象者を75歳以上全ての方に拡大し、高齢者の外出支援をさらに充実させていただきました。この事業は近隣7市町村のうち、本村を含め3市村で実施しておりますが、本村は助成金額や対象年齢も他自治体に比べ広く、助成総額も一番多い状況にあります。このような状況の中で、助成金額の見直しは世代間の不平等感や公共交通への影響など、慎重に考える必要もあるため、現状考えておりません。しかしながら、住民の足の確保については村全体の課題と受け止めておりますので、75歳以上の方の利用状況などを注視する必要はございますが、対象年齢については拡大する方向で考えてまいります。 次に、通学時の安全性はについてでございますが、通学時の安全対策については、熱中症対策として6月7日付けで「学園生活における生徒のマスクの着用について」の通知文を発出し、登下校時にマスクが不要であること、日傘等の活用についてお願いをしております。また、6月30日には、きずなネットを通じて、保護者への通学路での見守り、教科書等を学校に置いて帰る「置き勉」、ネッククーラーの活用及び水分補給、そして十分な睡眠による健康管理について、御協力をお願いしております。通学途中で非常事態が発生した場合については、近くの民家に助けを求める等の指導をしております。しかしながら、本村は民家の少ない箇所もございますので、地域や保護者の方には、地域における見守りについてお願いをしていきたいと考えております。夏場のスクールバスについては現時点では考えておりませんが、この夏、2名の生徒が登校時に熱中症を発症したと報告を受けておりますので、まずは学園と協力し、遠距離通学の状況を把握した上で、対応可能な方法を模索していきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆7番(井田晴己君) それでは、もう少し質問をさせていただきたいと思います。福祉タクシーの件でございますが、従来の福祉タクシーの実績はどれだけあるか、また75歳以上の方の申請はどれだけあるか、伺いたいと思います。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 昨年度の申請された方は63名でいらっしゃいました。料金の助成額は95万7,980円でございました。また、今年度9月13日現在の申請者でございますが107名いらっしゃいまして、そのうち、75歳以上の要件のみに当てはまる方は38名いらっしゃいました。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) 先ほどの答弁で、近隣の市で実施している中では優遇されている状況でありますが、飛島から蟹江駅まで2,500円程度かかります。また、海南病院から飛島まで3,100円程度かかります。このことから、世代間での不公平等の緩和、公共交通の影響を考える必要があるとの答弁でありましたが、どのようなことが考えられるか、お聞かせください。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 本村では、公共交通機関となる飛島バスは一層の利便性の向上を図るため、ダイヤの見直しや増便等の対応をしてございます。移動手段の問題につきましては、お住まいの地区や、また世代間による利用実態の差、また個々の身体状況等もありますので、総合計画においても全体的な検討も行われておりますので、様々な調整課題が考えられます。現況でも、近隣自治体と比べましても対象範囲が広く、また助成金額も多い状況でございます。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) それでは、他の市では助成金額はどれくらいか、伺いたいと思います。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 近隣で実施している自治体で、一度に使用できる助成金額が、高いところが1,100円に対しまして本村は1,700円でございます。また、交付されたチケット全て使用した際の助成金額につきましては、使用するケースにも若干左右されますが、1万5,600円から2万3,400円程度でございます。ところが本村は全部使った場合ですと6万1,200円という現状から、本村の助成金額は一番高く、近隣自治体と比べ手厚い支援をしているといった状況でございます。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) 従来、お迎え料金を含め1,700円の助成をされてみえますが、この1,700円を2,000円程度にしていただけないか、再考していただけないか伺いたいと思います。 ◎村長(加藤光彦君) 先ほど壇上での答弁でもお話をしましたけれども、かなり飛島村の助成金額っていうのは高い状況にあります。それともう一つ、世代間の平等ってありましたけれども、そのことについて私の考え少し述べさせていただくと、対象外の人でも移動するのをただで移動してるわけではなくて、車を購入しなければいけない。税金を払わなければいけない。保険料を払わなければいけない。当然ガソリン代は使っている。こういう状況でありますので、その人たちもお金を使って移動してるわけですよね、結局。ですから、今対象となっている方も、そりゃあ助成金は多ければ多いにこしたことはないと思います。あるいは、ただに近いほうがそれはありがたいとは思うんですけれども、やっぱり全体を考えたときに、その応分の負担というのはお願いしたいというのが私の考え方でございます。 ◆7番(井田晴己君) 先ほど村長言われたようなことは分かりますが、公共交通空白地帯の方は結局、バスにも簡単に乗りに行けない。そういうことがあるもんですから、こういう話をさせていただいたと思っていただきたいと思います。それから、対象年齢については拡大を考えているとの答弁でございましたが、私は65歳以上で運転免許を持ってない人を対象にしたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎村長(加藤光彦君) このことは、実際免許証がないと移動は本当に困難だと思いますので、特に高齢者の方。だから、年齢の対象者をもう少し拡大してもいいと私は思っております。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) 対象年齢につきましては、考えていただけるということでございますので、最後に村民の要望もあることでありますので、この公共交通空白地域への不公平等感を少なくするためにも、早い段階での実施を要望して、次に移りたいと思います。 続きまして、登下校時の非常事態発生した場合の生徒への指導は、近くの民家に助けを求めることでございましたが、民家のないとこに誰がお願いに行くのか。このような場合、携帯電話を持たせることはできないか、伺いたいと思います。 ◎教育部長兼教育課長(奥村義明君) 民家のないところのお願いにつきましては、通学団ごとに団長、副団長を決めており、その子供たちが中心となるように、改めて指導をしております。教育委員会としては、学校に携帯電話を持たせることは教育指導の観点から、授業の妨げとなる可能性、紛失等の危険性からも考えておりません。しかしながら、地域または保護者の方を中心としたスクールガードへの御協力を引き続きお願いし、地域で子供たちを守ることへの御理解・御協力をお願いしていきたいと考えております。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) 答弁の中で、きずなネットで保護者へ通学路の見守りをお願いしているとのことでありましたが、保護者の方が仕事で見守りができない人はどうするのか、お答えいただきたいと思います。 ◎教育部長兼教育課長(奥村義明君) 保護者の通学路への見守りのお願いをしている件につきましては、共働きの保護者の方もみえると思いますので、御協力という形でお願いをしております。また、スクールガードの募集に関しては、その御家族も対象としていますので、保護者に限るものではなく祖父母の方にも、他市町村と同様にボランティアではございますが、御参加いただけたらと思っております。また、熱中症対策としての下校時の教職員による見守りについても、引き続き行っていきたいと思っております。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) 学園では置き勉など、いろんな取組をされているとのことでありましたが、実態はどれぐらいの生徒が実施しているのか御存じでしょうか。 ◎教育部長兼教育課長(奥村義明君) 置き勉につきましては、学園に確認しましたところ、置いていく教材については学年によって異なるとのことですが、低学年から高学年までほとんどの生徒が実施をしている状況でございます。特に、判断に迷う低学年については、担任が生徒に声をかけながら実施し、自分で判断できる高学年につきましては、自分で判断をして実施しているとのことでございます。 以上です。 ○議長(渡邉一弘君) 2時50分から同報無線が流れますので、これが終わるまでお待ちください。     (飛島学園の下校の同報無線放送あり) ○議長(渡邉一弘君) ありがとうございました。 ◆7番(井田晴己君) 先生が指導されてみえるという話ですが、実質的に行われているのかどうかっていう確認はもうちょっとしていただきたいと思います。やってない子がおると思います。 それから、いつ起きるか分からない病気への対応も考えるべきであると思いますが、いかがでしょうか。 ◎教育部長兼教育課長(奥村義明君) 熱中症等につきましては、対策を講じても気温の変化や個人の状況によっても、いつ起こるか分かりません。このことから、子供のことを一番理解している保護者の方が、日頃から子供に対して注意をしていただいているとは存じますけども、気温の変化が激しい時期等はより一層、子供に対しての注意をしていただき、その子供に合った適切な対応をしていただきたいと考えております。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) それと、スクールバスの導入は考えていないとのことでございましたが、異常気象の現在、今後もこのようなことが出てくると思われます。このようなことに対応するために、夏場だけのスクールバスを導入する考えはないか、伺いたいと思います。 ◎教育部長兼教育課長(奥村義明君) 先ほどの村長答弁にもございましたとおり、現在のところは遠距離の生徒への対応について、検討をしているところでございます。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) 遠距離の生徒への対応について検討されていることですが、どのようなことを考えているのか伺いたいと思います。 ◎教育部長兼教育課長(奥村義明君) 遠距離の生徒の対応ですけども、こちらも先ほど答弁にございましたように、遠距離の生徒への対応の可能性を検討するために、学園と協力をしまして、生徒の自宅から学園までの位置を把握することから始めているところでございます。 以上です。 ◎村長(加藤光彦君) 今日の段階ではちょっとお答えができない、公表できないんですけれども、村としてできることを今いろいろ検討している状況であります。ただ、どうしてもひっかかってくるのが、事故があったときの責任問題っていうのが、どうしてもいろんなところでひっかかってくる部分でありまして、そのことを今、解消するために、手だてを考えているというのが現状でございます。 以上です。 ◆7番(井田晴己君) いろいろ考えていただけると思いますが、最後に遠距離の生徒の状況を把握することを今始めたということでありましたが、できるだけ早い段階で把握をしていただいて、私はぜひともスクールバスの導入を要望して、質問を終わりたいと思います。 ○議長(渡邉一弘君) お諮りします。 暫時休憩を取りたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡邉一弘君) 異議なしと認めます。それでは、3時10分から会議を始めます。     休憩 午後2時54分     再開 午後3時10分 ○議長(渡邉一弘君) 休憩前に引き続き会議を進めます。 次に、伊藤豊君を許します。     〔2番 伊藤 豊君 登壇〕 ◆2番(伊藤豊君) 2番伊藤豊です。 私からは、出会いサポート事業について質問をさせていただきます。 出会いサポート事業は、飛島村地方版総合戦略の事業として位置づけられており、本村においても地域活性化と人口減少に対する定住者の促進を図り、人口増加、少子化対策を目的とした出会いサポート事業が行われています。本村の独身のお子さんをお持ちの親御さんから、なかなかよい相手が見つからないというお悩みの声をお聞きすることがあります。村内には、未婚で結婚したくても出会いの場がなかなか少なく、やむなく独身で過ごしている方もいらっしゃると思います。国立社会保障・人口問題研究所による夫婦を対象にした調査では、2018年7月から去年にかけて結婚した人の13.6%が、SNSやマッチングアプリなどを通じて出会ったことが分かったそうです。2015年から2018年6月に結婚した人に比べて2倍以上になっており、コロナ禍で職場などでの出会いが減り、オンラインでの交流が増えたことが影響していると見られています。人口減少に歯止めをかけるために、本村としても時代に沿った支援が必要かと思っておりますが、本村における出会いサポート事業の現状と今後の展望について伺います。 以上、答弁をよろしくお願いいたします。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 伊藤豊議員の御質問の出会いサポート事業についてでございますが、本村では若者世代の定住促進を図るため、独身者のための出会いサポートの一助として、愛知県の事業である「あいち出会いサポートポータルサイトあいこんナビ」を飛島村のホームページで紹介しています。また、社会福祉協議会において、結婚活動相談支援事業を平成28年度より実施しております。この事業では、毎月1回ふれあいの郷で結婚相談窓口を開設しており、これまで6年間の相談件数は13件で、カップル成立までの事例はないと聞いております。また、ここ2年間の相談件数はゼロ件となっております。昨今のIT環境の進歩に伴い、コミュニケーションツールが多様化する中で相談件数が減少している状況を鑑みますと、公共サービスとしての事業継続については、改めて社会福祉協議会と検討していく必要があると考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆2番(伊藤豊君) 答弁くださり、ありがとうございました。 それでは、少し質問をさせていただきます。 本村の出会いサポートとして、ふれあいの郷の社会福祉協議会において、毎月1回、結婚相談をされているとのことですが、もう少し詳しい事業の概要と、あと過去の実績などについて、伺いたいと思います。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 結婚相談は毎月第2水曜日の午後、ふれあいの郷において、社会福祉協議会から委嘱された結婚相談員の方が相談・支援・紹介等に当たっているものでございます。対象者は満20歳以上の独身者、村内に在住在勤で、結婚後に村内に定住する意思のある方で、本人の代わりに御家族の方も相談ができることとなってございます。まず、出会うまでの流れでございますが、出会いを希望されている方が登録をしまして、その登録後に結婚希望者の閲覧台帳を閲覧し、パートナー選びを行います。相談員を介しまして、双方が了解の下、対面するという流れになっているものでございます。実際の登録者数が多数確保できないこともございまして、相談から対面までのハードルが高くなっており、過去の実績においても平成29年の7件が最高でございまして、平成30年が1件、令和元年2件、令和2年が3件と、数件程度という現状でございました。また、村長答弁にもございましたが、カップル成立した例はないという状況でございます。 以上です。 ◆2番(伊藤豊君) 相談件数が、ここ2年ほどゼロ件だったとのことですが、その理由は何だとお考えでしょうか。また、今まで相談された方の年齢層の内訳をお聞きしたいと思います。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 相談された方の年齢層につきましては、40代というふうにお聞きしております。また相談がない理由としましては、登録者が多くないために、行事の開催が困難であることもございまして、近隣のイベント等を紹介するなど、登録者の方にアプローチはしておりましたが、このコロナ禍もございまして、開催できないということも要因ではないかというふうに聞いております。 以上です。 ◆2番(伊藤豊君) お聞きしておりますと、実際に会って交際にまで発展するのはなかなか難しいなという印象を持たせていただきました。村民のニーズも把握していただきながら、事業の在り方も見直して、改善していただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 村長答弁にもございましたが、コミュニケーションツールも多様化する中、まずは公共サービスとして継続していく必要性を社会福祉協議会と一緒に検討していく必要があると考えております。その後はニーズ等を踏まえまして、必要であれば本村の実情に即した形を模索することも検討してまいります。御理解のほど、よろしくお願いいたします。 ◆2番(伊藤豊君) トビシマクルーズやトビシマライツなども活用した本村独自の企画を立てたり、あと、ほかの市町村の自治体や企業と合同でイベントを開催したり、具体的に交流する機会も増やしていっていただけたらと思っております。 飛島村のサイトの中に愛知県が運営しています「あいち出会いサポートポータルサイトあいこんナビ」が紹介されていますが、本村の登録者数、利用実績などについて伺いたいと思います。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) あいこんナビは結婚を希望する皆さんを支援するために、市町村や民間非営利活動団体が実施するイベント情報などを、愛知県がお知らせするポータルサイトでございます。登録者数や利用実績等の把握はこちらではできませんが、これまでのウェブサイトで婚活イベント等を紹介する、あいこんナビによる個人に対する情報提供に加えまして、結婚支援に関するイベントやセミナーを実施する団体を出会い応援団、また従業員等の結婚支援に前向きな企業等の団体を婚活協力団体として募集し、県のほうでは取組を進めておりますので、ホームページにより積極的に御活用いただければと考えております。 ◆2番(伊藤豊君) 出会いサポート事業について御存じでない方もいらっしゃると思いますが、現在、村民の皆様にどのように周知しているのか、あるいは今後どのようにしていくのかお尋ねしたいと思います。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 議員御承知のとおり、本村のホームページに愛知県の事業とリンクし紹介しております。今後につきましては、広報を活用することも検討してまいりたいと思っているところでございます。 以上です。 ◆2番(伊藤豊君) ありがとうございます。出会いを求めて結婚を希望されている方には、本村としても時代に沿った支援をしていただきたいと思いますし、相談しやすい、安心して利用できる事業にしていただきたいと思います。 そのことをお願いしまして、私からの質問は以上とさせていただきます。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、橋本渉君を許します。     〔10番 橋本 渉君 登壇〕 ◆10番(橋本渉君) 10番橋本渉です。 私は日本共産党飛島村村会議員として、住民の生活を守る立場から村長並びに部課長に質問をいたします。 まず1点目は、新型コロナウイルス感染症の無料検査についてであります。今、無料検査体制はどうなっているのかお聞きしたい。現在、コロナ感染は第7波ということで、飛島村でも多くの患者さんが出ています。このコロナウイルスは無症状の人からも感染してしまうということで、感染を抑えるためには早く発見することが必要であります。他の自治体では、無料でPCR検査等ができるところがありますが、飛島村は検査体制がどうなっているのかお聞きしたい。 2つ目には、新型コロナウイルスの感染症患者についての支援についてであります。新型コロナ感染症患者の支援が今、どういったことが行われているのかお聞きしたい。また、新型コロナ感染症の影響で休業などした場合、事業所の従業員に対する支援制度などが、どういった制度があるのかもお聞きしたいと思います。患者や濃厚接触者の人たちは、なかなかその生活が大変な状況になっています。村への支援を求めていますが、村はそういった方にどのような支援政策を考えているのか、お聞きしたい。 以上、2点であります。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 橋本議員御質問の新型コロナウイルス感染症の無料検査についてでございますが、発熱などの症状がある方は、かかりつけ医等の医療機関で検査を受け、新型コロナウイルス感染症の確定診断をいただくことになります。無症状の方は、過去にも答弁しましたが、愛知県が行うPCR等検査無料事業によって検査を受けることができます。検査は、近隣市町の登録薬局で行っています。現在では、一般用抗原検査キットの一部薬局での対面販売やインターネットでの通信販売も始まっています。そのため、現時点において村単独での無料検査などの予定はございません。 次に、新型コロナウイルス感染症患者の支援についてですが、新型コロナウイルス感染症患者から電話等での相談を随時受け付けています。相談を受けた際には、必ず食材の買い出しなど生活での困り事がないかも確認していますが、親族間などでの調整が可能な場合が多く、実際に援助を求められるケースは今のところありません。今後も、コロナ感染を起因とする生活などでの困り事がある場合は、保健環境課へ御相談をいただき、村として支援できるよう努めてまいります。また、従業員に対する支援制度についてでございますが、これは新型コロナウイルス感染症の影響により休業させられた従業員のうち、休業手当の支払いを受けることができなかった方が国に申請することにより、休業支援金を受け取ることができる制度です。条件や期限などもございますので、申請に関しては、関係機関へのお問合せをお願いしたいと存じます。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆10番(橋本渉君) 10番橋本渉です。 それでは、もう少し細かく聞きたいんですが、コロナ検査の無料で検査してもらえるということなんですけど、飛島村の住民はどこで検査してもらえるんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 飛島村住民ということで限りますと、飛島村内では今のところそういった協力薬局というのはございませんもんですから、近隣の蟹江町、弥富市、そして名古屋市港区などが、近場では可能な地域になるかと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) それで、愛知県はいろんなとこでPCR検査の無料検査をやっとると言っとるんですけど、ここでは、飛島議会としては、飛島村の住民に対してどういった無料検査が実施されるのか、してもらえるのかということが課題なんですよ。そこで、住民にもっともっと検査の体制を整える必要があるのではないかというふうに私は思うんですが、その辺のところはどのように考えてみえますか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 無料検査というと、基本的には症状がない方、そしてなおかつそこで不安に駆られている方という形になります。ですから、そういった方に関しましては、大変申し訳ございません、御自身でそういったところに出向いていただく、ましてやそこで確認いただいて、検査を受けられるかどうかを確認いただいての対応をいただきたいと思っています。村としては、ワクチン接種等をさせていただいておりますけども、そういった形で情報提供させていただくということでよろしくお願いいたします。 ◆10番(橋本渉君) 患者さんというか、熱のある人は病院に行くと診てもらえるんですよ。でも濃厚接触者とか、それから無症状、熱もないっていう人たちは病院に行っても今検査してもらえないそうですね。だで無症状の人というのは、見た感じ分からんですけど、菌を持っとるわけですよ、ウイルスを持っとるわけですよ。そういう人が薬局へ買物に行ったりいろいろするということになると、感染を広めることになるわけですので、そういう人たちをいかに早く発見するかということが必要ではないかと思うんですよ。そういう点では、村がもうちょっと積極的に、今の無料検査の体制というのは村がやってるわけじゃない、愛知県がやってる状況ですので、紹介する……今どこ行ったらやれるかいうのは住民の方はほとんど知らないんじゃないですか、無料検査なんてどこでやれるかというのは。だから、もうちょっと村がそういう無料検査のできる体制を整えることが必要ではないかというふうに思うんですけど、その点はどのように考えられますか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 県そして村、それぞれの立場、それぞれの規模というものがございまして、それぞれでそれぞれのすみ分けをさせていただいて、やれることをというふうに考えております。我々としても今も答弁がございましたとおり、個人さんでそういったキットを購入することができる体制が今、整いつつございますので、そういったことも御利用いただきながら御自身でお考えいただく部分でやっていただければと思っています。また、濃厚接触者の方に関しましては、基本的には5日間の待機期間という形がございます。その期間を過ぎれば、一応待機期間解除という形になりますもんですから、そういった部分で自由に動けることが可能になりますので、そういった意味では濃厚接触者になられた方に関しましては、5日間の待機をお願いするというのが一番大事かと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) 結局、今の説明でも状況でもそうなんですけど、愛知県が中心になっていろんなことやっとるもんですから、市なんかだと結構無料検査やってくれる。例えば、弥富市だと3か所でやってもらえるという話だし、蟹江町だと2か所あるっていうんかな、PCR検査の無料。だけど、飛島村はどっこもないわけですよ。いざ検査したいと思ったら、個人の責任で薬屋さん行って買ってきて、自分でやってちょうだいよということになっとるんだわ。だでもっと行政が、私が言いたいのは、飛島村のこの議会の中では、行政としてもうちょっと住民の皆さんのための手だてを考えてもいいんじゃないかというふうに思うわけですよ。そういう点では、もうちょっと村として、ここで無料検査できますよとか、村のどこかでも検査体制を整えますよとか、そういうことをやってほしいというふうに思うんですけど、そういう点ではどうですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 今、橋本議員おっしゃられました弥富市、あと蟹江町そういったところに何か所かございます。そちらのほうが基本的には薬局、登録薬局の数だと思っております。その登録薬局が飛島村にはないということが現実にはございますもんですから、近隣ということもありまして、そういったところに、飛島の住民も愛知県の住民であれば、そういった登録薬局御利用いただくことが可能でございます。近隣とはいうものの、そういったところを御利用いただければと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) なかなか村でPCR検査やると、体制取ると言っても大変は大変なんですけど、どっかのお医者さんに頼んでやるとか、そういうふうでないとなかなかできないのではないかというふうに思うんです。そこでちょっと確認したいんですけど、国は検査キットを県に卸したということを言ってるんですけど、ほんで聞くと岐阜県だとか三重県は、検査キット無料で配布しているというふうに聞いておるんですけど、愛知県は今どうなってるんですか、これは。 ◎保健環境課長(河村泰君) 愛知県のほうに関しましては、今のところ個人さんに無料配布ということでは今、検討していないということは聞いております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) よその自治体なんかの情報を聞くと、どっかの医療機関で検査キットはやってくれるとかってそういう情報も入ってきとるんですけど、飛島村としては、そういうのは全然あれですか、愛知県からは何もないんですか。国が卸したと言っとんのに住民には全然届かないというのは、どうなってるんでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 愛知県からは保健環境課のほうに関しましては、そういった通知、詳細なことは聞いておりませんでして、医療機関に配布して医療機関の判断で、通常ですと負担を軽くするためにも配布をするというような流れになりつつあるというふうにはちょっと聞いておりますけれども、まだそういった正式な形の通知はございません。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) 愛知県がやるってことになると、どうしても大きな自治体のほうが優先されてっちゃうんですよ。どうしてもこの小さな自治体は置き去りにされる可能性があるもんですから、そういうことを防ぐためにはどうしたらいいかといえば、飛島村の自治体がもっと積極的に県と交渉したり積極的な試案を立てたり、計画を立てたりするということが必要だというふうに思うんですので、今後そういうことをやっていただきたいと思います。それで、私の要望としてはPCR検査が無料でできるようにしてほしいということと、それから検査キットなどは学校だとか保育所、それから敬老センター、すこやかセンターなどに置いて、要するに患者を増やさないためには、早く発見するということが必要ですので、検査を早くやる。また学校なんかだと子供たちにも影響してくるわけですから、先生方も検査を定期的に行っていくという、そういう体制を整えるべきではないかというふうに思うんですが、その辺はどういうふうに考えるでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 議員の御指摘、提案、いろいろありまして、そちらのほうも参考にさせていただきまして、今、村として何ができるか、何が最適かということを考えさせていただいて、今後検討させていただきたいと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) どうしても、今のコロナ対策の中心は県になってますので、県の流れで来ちゃうわけですけど。でもそれだけに任してくと、どうしても飛島村の住民に対する施策、対策が遅れてくるというふうに思いますので、今後、よくいろいろ検討していただいて、飛島村の住民にとって何がいいのかということをつくり上げていただきたいと思います。 次に、2つ目の感染者への支援の問題であります。いろいろ支援をしているということを言われているわけですが、実際問題、1つは相談窓口が今どういうふうになっているのかいうのをもうちょっと具体的にお聞かせ願いたいです。 ◎保健環境課長(河村泰君) 相談窓口としまして、保健環境課の担当のほうが電話で受ける、または村のホームページのほうに御意見いただくという形で実際今運営をさせていただいてるところでございます。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) 村のホームページなどを見ると、相談窓口いうのがありますけど、内容的に見ると国や県の内容がほとんどなんですよね。飛島村に一番最後ぐらい、すこやかセンターの電話番号書いてありますけど、これ別に具体的な相談窓口というふうにはなってないんですよね。全体のまとめとして、ワクチン接種等々について聞いてくださいというようなことになっとって、相談窓口っていうのははっきり分からないんですよ。現在、相談窓口が、このホームページには相談窓口つくられているということですが、これ以外にも相談窓口の示されている場所いうの、例えば広報に載っとるよとか、どこどこに書いてありますよとか、そういうのってありますか。
    保健環境課長(河村泰君) 保健環境課としましてはコロナワクチン接種業務だけではございませんでして、様々な通常業務をやらせていただいてます。そしてその中で、コロナワクチンもやらせていただいているのが現状でございますので、単独の相談窓口、単独の電話番号というのは正直設けることが今のところできません。で、通常今、議員のおっしゃられたとおりホームページ等も出させてもらってますけれども、あとは接種券だとか、そういったことの御通知、情報提供させていただく、あとはホームページだけではなくて、広報だとか広報の差し込み、そういったところで、何かにつけて保健環境課の代表番号等をお知らせさせていただいて御相談をということで付け加えさせていただいておりますので、そういった点で御利用いただければ、御理解いただければと思っています。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) ワクチン接種の村のやり方いうのは、大変いいんじゃないかなって私、評価してるんですよ。すこやかセンター行って集団でやっても時間的にそうかからないし、きちんと説明してくれるし、対応もいいなというふうに思いますし、連絡もそれなりに来て、私はワクチン接種については満足してるんですけど、私は。ほかの方はどうなのか分かりませんけど。だけど、コロナ患者になった人への支援というのは何がやられてるかいうのがよく分からないんですよ、実際。で、患者になった場合、どこへ相談していいのかというのも、すこやかセンターだということは、私は分かるんですけど、あなたの言われるようにワクチン接種やいろんなことやっとるもんだから、そんな患者だけのための電話番号を設置して相談なんかできんよというのも、それも分かります。でも、すこやかセンター行けば相談に乗ってもらえるという体制、そういうのをつくるべきだというふうに思うんですよ。そういう点では、例えば広報に、コロナ患者になった方へは、すこやかセンターへ電話、相談窓口はすこやかセンター、相談してくださいと。支援内容についても、こういうことがありますよと。例えば食料を買いに行くことができますとか、そういうことの提示が今、一切やられてないように思うんですけど、そこんとこはどうでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) ホームページのほうには、お困りのことがございましたら御相談ください。そのたびごとにちょっと検討させていただいて、どういったことができるかを、その方に合わせた形での援助をさせていただくという形の表現をさせていただいてるかと思っています。あとは保健環境課のほうに、まさに相談したいんだけどということで、どこがあるんだろうというお電話からも始まることもありますし、具体的にそういった患者になったんだけど、どうしたらいいんだろうという具体的なお話も伺っております。必ず、保健師だとか担当のほうが対応をさせていただいて、なおかつ、答弁にもございましたとおり、何かお困り事はございませんかという付け加えをさせていただいて、現状どういった形が必要なのかも把握をさせていただくようにしておりますので、そういった形で御理解いただければと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) ホームページって言うけど、お年寄りはほとんどホームページなんて見ないんですよね。だから年寄りの方なんか、相談窓口がどうなっとるかは、さっぱり分からんのじゃないかなというふうに思うんですよ。私は広報の中に、コロナ患者に対する、それから濃厚接触者に対する相談は、すこやかセンターの電話でいいです、すこやかセンターに相談してくださいと。で、支援も例えば食料を買いに行く支援だとか、今述べられたのは何だったか、配食サービスなんかもあるんかな、これもなんだけど愛知県の事業だもんね、配食サービスとかなんか。飛島村が実際にやっとる支援というのは、具体的にどんなことがあるんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 相談いただいた方にお聞きしたところ、今のところ、実際のこういった支援をしてほしいというのは今のところございませんので、実際に我々が支援をさせていただいたということは相談をお聞かせいただく以外は、今のところございません。 ◆10番(橋本渉君) だけど相談もらったって言うけど、相談件数だってそんなにないんでしょう。たくさんあるんですか。 ◎保健環境課長(河村泰君) たくさんという定義がちょっと分かりませんけれども、毎日とは言わないですけれども、やはり小さいことから大きいことまで担当のほうには必ず電話いただいておりますので、具体的に何件とはちょっと今は言えませんが、真摯に対応させていただいているということだけ御理解いただければと思ってます。 以上です。 ◆10番(橋本渉君) それで、患者さんや濃厚接触者の人たちが、もう少し具体的に何をしてもらえるかということが分かるような、そういう提示というか報道というか、そういうこともしてほしいと思います。そういうことを例えば、食料の買い出し支援しますよということがあれば、それじゃあ頼もうかなっていう人も出てくるかも分からんですよ。今は、もう相談っていっても何もなしに、すこやかセンターへ電話して、コロナうつちゃったんだけどどうしたらいいんだろうとか、何か支援してもらえるんですかとかいう状況だよね、最初は。こういうことをしてほしいと言えば、全部やってくれるわけでもないもんね。やれることもあれば、やれんこともあるもんですから。だけど、役場としては最低こんだけのことは、食料の買い出し支援だとか、ほかにいろいろある。給食配達は飛島でもやっとるんか、とか。いろいろ村のできる支援内容を提示して、ここへ相談してくださいと、必要な方はここへ相談してくださいというようなことを広報に載せるなり、別の紙で広報に折り込んだり、提示したりするということを、もっと住民の皆さんに分かるように説明をしてもらいたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) ただいま飛島村におきましては、どなたが感染したかという情報は愛知県からはいただいておりません。なおかつ飛島村としては、こういったことをやりますよ、こういったことができますよということで、限定させていただいての条件提示はしておりません。ですから、純粋にこんなことで困っとるんだということをいただければ、決められたメニューがありませんもんですから、我々としては誠意を持ってどこまでできるかということで、すぐ検討させていただくという体制は整えさせていただいておりますので、そういった形で限定をしていないというのも1つの理由だというふうに御理解いただければと思っております。 以上でございます。 ◆10番(橋本渉君) だから私の言いたいのは、相談がしやすくなるような状況をつくってほしいということです。今だと、例えばお年寄りの人というのは、こんなホームページなんか見ないでしょう。そうすると、コロナの患者になったときにどこへ相談していいかというのは、今の飛島村の広報だとか、チラシだとか、そんなん何にもないわけです。自分で考えなあかんわけですよ、どこへ相談したらいいかというのを。例えば、敬老センターだっていいのかも分からんですけど、自分で考えて相談場所を見つけなあかんわけですよ。私の言いたいのは、そうじゃなくて、行政側のほうからここへ相談してください、できますよ、ということをもっとPRしてほしいということを言っているわけなんですよ。その辺のところをもう少し考えてもらえんだろうかなと思うんです。どうでしょうか。 ◎保健環境課長(河村泰君) 今、橋本議員おっしゃられたことをちょっと受け取らせていただきまして、検討させていただきます。ありがとうございます。 ◆10番(橋本渉君) 住民の皆さんが相談しやすい、また患者になったら、すっとここへ相談できるというようなことが、絶えず理解される状況になっとると、安心できると思うんですよ。患者になったら、どうしようどうしようということではなくて、ここへ相談できるんだと。だからそういう体制も、どうしても県が中心に動いとるもんですから、村として住民はなかなか、今、給食サービスでも村はやっとらんという話ですけど、県はやっとるって言っとるわけですよね。やると言っとるわけですよ。だけど飛島村の住民は対象にならせんわけですよ。(発言する者あり。)なるんですか、県からやってもらえるんかな。だけど村としてはやってないわけです。だけど、そういうことも含めて、もう少し相談できる体制をつくっていただきたいというふうに思います。 あと、事業者の休業した場合の支援金、あんたのほうでいいんですか、向こうか。支援金について、いろいろ制度があるんですけど、なかなか分からんですよ、これ。調べてると、子供がなった場合にお母さんが休業した場合でも、何か支援金がもらえるということも述べられているんですよ。そういうのは住民の人ってあんまり分からないんですよ。だからそういうことも、もっともっと分かるようなPRいうんか、宣伝というか、そういうことも必要ではないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ◎総務部長(加藤義彦君) 今、橋本議員おっしゃられましたように、一例でございますが、国が直接行っておる事業というところだとは思うんですが、かなり多くの種類がございます。こちらのほうにつきましては、現在飛島村のホームページのほうでは、国のほうのこういった相談窓口ともなっております「総合労働相談コーナー」といったところがございまして、これが海部管内で申し上げますと津島のほうにございますが、こちらのほうへの相談窓口というのは、うちのホームページのほうでも御紹介をさせていただいておるところではございます。それで、橋本議員さんおっしゃられましたとおり、いかんせん、かなり種類が多いという状況もございます。また、複雑で時期などいろいろ確認すべきところもございますので、こちらのほうにつきましては、こういったところを活用いただいて、直接お問合せをいただくという形が一番正確にはなるかというふうには考えております。 以上です。 ◆10番(橋本渉君) それで直接お問合せっていうんだけど、どんな支援制度があるのか分からないのに聞けないんですよ、はっきり言って。だで今の休業支援制度でも、そういう制度があるということを分かれば、一遍どういう制度か聞いてみようとか、それから子供がなった場合の親の休業に対しても支援があるということが、そういうことがあるということが分かれば、中身聞いてみようというふうに思うんですよ。だけど今、さっぱり分からん状況で、みんな知らずして制度自体利用してない人も結構あるというのは聞いてます。だからそういうのを、もうちょっと宣伝してやるというんか、こういう制度がありますよ、こういう制度がありますよという。で、お問合せは県なり国なりのホームページに載っとるところへ。これはホームページの内容見たって中身さっぱり分からんもん。相談してくださいというだけの話で。そういうところをもう少し親切に、飛島村の住民に分かるようにしてもらいたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ◎総務部長(加藤義彦君) お話のとおり、かなりの複数の制度がございます。それで、実際はどういった制度があるからという取っかかりではなくて、御自身がどういう状態にあるか、こういったところから始まるとは思いますので、そういった御自身の状況についての御相談、これは例えば、先ほど保健環境課長のほうからも話がございましたが、御相談をいただく。そうすると、私どものほうでそういったケースで何か、これは国であれ県であれ村であれ、何か支援できることがないかという、ケースのほうを教えていただいてそこから探すという形のほうが、今の形かとは思っておりますので、御理解いただければとは思います。 ◆10番(橋本渉君) ちょっと時間ですので終わりますけど、なかなか、例えばお母さんが子供のために仕事を休んだからって、そんな支援制度があるなんていうのは、ほとんど分かってないと思いますよ。だけどその状況を見て、私子供が感染したから今仕事休んでるんですけどって、そんな相談できないですよ、普通。だけど、そういう制度があるということ分かれば、私も対象になるんでしょうかというふうになると思うんです。そういうことを、私は親切に教えてやってほしいというふうに思うんですので、今後もなるべく、飛島村の住民の皆さんが、いろんなコロナ対策に対する支援制度などが幾つかあるということが理解できるような対策を進めていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(渡邉一弘君) 次に、八木敏一君を許します。     〔3番 八木敏一君 登壇〕 ◆3番(八木敏一君) 3番八木敏一です。 今月は防災月間であります。また、決算認定の議会でもあります。質問は、村民の生命等を守る防災関連が2問、決算認定が2問の合計4問です。 最初に、自主防災組織についてお尋ねします。地域防災計画風水害等災害対策計画に自主防災組織の記載があります。そこには「自主防災組織は、実践的な消火活動や定期的な訓練を行う等、地域の防災活動の推進にかなりの成果を上げている。」と記載してありますが、これは自主防災組織の現況と大分違うと思うが、村の見解をお尋ねします。 次に、津波一時避難所について質問します。梅之郷地区の津波一時避難所が7月に完成しました。そこで、津波一時避難所は幾つになりましたか。また全ての津波一時避難所建設にかかった費用は幾らになりますか。そして、津波一時避難所の活用について村はどう考えているのか、お尋ねします。 次に、令和3年度一般会計決算についてお尋ねします。令和3年度一般会計決算の歳入総額は64億6,000万余、歳出総額は58億1,000万円余、歳入歳出差引額は6億5,000万弱でありますが、繰越明許費繰越額2億8,000万弱があり、実質収支は3億7,000万円弱です。この決算の総括をお尋ねします。 最後に、令和3年度介護保険特別会計決算についてお尋ねします。令和3年度介護保険特別会計決算は、歳入総額4億9,000万円余、歳出総額4億8,000万余であり、歳入歳出差引残高は、1,000万円余です。なお、介護給付費準備基金残高は約7,000万円です。この決算の総括をお尋ねします。 以上であります。     〔村長 加藤光彦君 登壇〕 ◎村長(加藤光彦君) 八木議員御質問の飛島村地域防災計画についてでございますが、自主防災組織の皆様には、区長、消防団員とともに防災訓練検討会に参加していただき、訓練内容の確認や訓練時の協力をお願いしております。また、特定の自主防災組織においては、自主的にいろいろな防災活動をしていただいているところでもございます。災害時には、防災の基本である自らの身の安全は自ら守ることを自覚していただき、有事の際には自主防災組織の活動が重要になることから、他の地区にも同様の活動を実施していただくため、これからも村主催の防災訓練や自主防災組織の研修会により、地区の自主防災組織の育成強化を図ってまいります。 次に、津波一時避難所についてでございますが、津波を想定した村の避難施設は12施設になります。ほかに、民間企業と協定を締結した施設が10施設あり、合計22施設となります。平成25年度から、国の社会資本総合整備交付金を活用し、避難所を整備、改修した建設工事費は、合計約36億円でございます。災害時に避難所を有効に活用していただくため、日頃から地域の防災活動などにより、御活用いただきたいと考えております。 次に、令和3年度一般会計決算についてでございますが、令和3年度は、保育所大規模改修工事や梅之郷一時避難所建設工事などの施設整備、公共交通バスの増便、新型コロナウイルスワクチン接種、学校教育ICTの推進など、現下において、必要な予算を執行いたしました。その結果、歳出総額約58億円となり本会議に認定をお願いしているところでございます。歳入では、基金繰入金を含め総額約64億円となり、歳出との差引額は約6億4,000万円でございます。令和4年に繰り越した財源を引いた実質収支額の約3億6,000万円を令和4年度へ繰り越しいたしました。令和4年度以降も地方自治法や地方財政法などの法令を遵守し、財政の健全化を維持してまいります。 次に、令和3年度介護保険特別会計決算についてでございますが、令和3年度は、第8期介護保険事業計画の1年目であり、基金を取り崩すことなく運営することができ、適切であったと考えています。歳入総額は約4億9,500万円、歳出総額は約4億8,500万円で、その約9割が保険給付費でありました。なお、介護給付費準備基金は7,137万2,000円です。今後も高齢者人口、介護認定者数の増加傾向は続く見込みですので、村としましては中長期的な視点に立ち、介護予防事業も積極的に推進し、増え続ける需要に対し、安定的に運営を図ってまいります。 以上、答弁とさせていただきます。 ◆3番(八木敏一君) それでは、質問をさせていただきます。 先ほどの村長答弁では、自主防災組織が活動している地区は幾つありますか、お尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 地区や地域としましては5地域となっております。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) 5地区地域ということでありますけれども、それ以外に活動してない地域があるわけであります。それで活動してない地域をやっぱ活動するようにしないといけないわけであります。それで、答弁では活動してもらうようにやるということを言ってるんですけども、より具現化する必要があるっていうか、それで防災訓練及び自主防災組織の研修会の開催計画を数値化、デジタル化し、また、具体的に防災訓練等の内容等を示す中長期計画を策定し、村民に自主防災組織に示すことが必要であろうかと思うわけであります。これが村役場の仕事であるということを申し上げて、次に行きます。 次に、津波一時避難所の関連質問をします。避難所はそこにあるだけで、村民に安心感を与えますけども、そこにあるだけでは無用の長物になりかねません。これをいかに活用するかであります。そこで、津波一時避難所の活用について、答弁以外の活用は考えていないのか、お尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 今回の一時避難所の建設に当たりまして、国の交付金を受けて建設しております。その交付目的、いわゆる避難所としての目的になりますが、それ以外の活用は考えていないところでございます。 ◆3番(八木敏一君) 交付目的以外に活用は考えていないって答弁は残念でございます。 次に、南海トラフの巨大地震が起きた場合のことを想定して、避難所運営についてお尋ねします。避難所運営は行政が主体で行うのか、それ以外のことを考えるのか、お尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 避難所での共同生活をするような災害が起きた場合になりますと、避難所運営は行政担当者が行うには限界があるというふうに考えております。そのために、地域住民や被災者自らが避難所の運営を主体的となって行っていただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆3番(八木敏一君) それで、答弁で言っている村民主体の避難所運営でありますけども、そういうことであれば、村民に教育訓練をしないとうまくいかないと私は思います。そこで、南海トラフ巨大地震を想定した村民を主体とした避難所運営訓練を行う必要があると考えるが、村の見解をお尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 議員おっしゃるとおりでございまして、担当課としましても、避難所運営訓練は必要な訓練と考えているところでございます。今後、自主防災研修会などでも実施できるように検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆3番(八木敏一君) 今後検討していくいうことでありますけども、8月28日に防災訓練を行いましたが、防災訓練、避難訓練だけでなく、防災訓練の内容等レベルを上げていく、その中には避難所運営訓練も必要であるということを言って、次に行きます。 次に、令和3年度一般会計決算について、関連質問をします。まず、この質問をしたのは厳しい査定をしていると、その割には金が結構余っていると、そういうことが不思議でありますから、今回質問したわけであります。さて、現在の状況、単年度歳入だけで歳出が賄えない状況であり、基金から繰入れをしないと予算編成ができないという認識は持っていますか。 ◎総務課長(鷲尾成二君) まず今の質問の臨時的経費と言われてます工事請負費などを除きますと、単年度歳入で賄えるっていうことは考えております。ただし道路維持工事など、必要な予算がありますので、基金からの繰入れが必要な予算編成となっているところでございます。 ◆3番(八木敏一君) 私は本村、飛島村ですけど、世間で言われるほど裕福な村でなくなってきとると思っとるんです。それで、もはや以前とやっぱり財政状況が変わってきとると。そういう認識を持つことが必要であるということを思います。 次に、予算査定についてお尋ねします。予算査定は誰がするのか、また具体的にどういう査定をしているのか、お尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 予算査定でございますが、まず初めに11月上旬頃から総務課の財政担当により担当のヒアリング、また11月下旬になりますと総務部長、総務課長、私によります予算査定を行いまして、12月中旬から村長、副村長による幹部査定を、新規事業や増減の多い事業などを予算査定シートや予算書により実施しているところでございます。 ◆3番(八木敏一君) 基本的に、しっかり査定は行っているという印象はありますが、そこで不用額をちょっと、お聞きします。2款で9,800万円も不用額があります。その2款の中での不用額で一番多い事業は何ですか。それでまた、不用額は幾らですか、お尋ねします。 ◎総務課長(鷲尾成二君) 2款の中で言いますと、公共交通バス利用促進事業の不用額が4,922万4,065円で、一番多い事業というところでございます。 ◆3番(八木敏一君) そこで、今の答弁のありました公共交通バス利用促進事業の不用額が5,000万弱も余った原因は何ですか。企画課長にお尋ねします。 ◎企画課長早川宗徳君) 御指摘の飛島バスでございますけれども、運行受託者であります三重交通から国に対しまして、地域間幹線系統確保維持費国庫補助金、いわゆる国からの補助金を受けておるものでございます。この補助金につきましては村からの経費負担、これは国庫負担を差し引いて支払っております関係上、この額が確定した時点で補正予算を計上しております。この交付決定通知が2月16日付けで出ておりますことから、3月議会に提出させていただきます補正予算の編成に間に合わず、不用額となったことが主な要因でございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 答弁聞いてると2月16日という日にちが出てきてます。それで、それなりの事情があるようでありますけども、問題があれば職員が知恵を出して事務改善、仕事のやり方を変えて対応してほしいと。そしてまた、自らそれができる役場になってほしいということを申し上げて、次に行きます。 次に、令和3年度介護保険特別会計決算について関連質問をします。令和3年度介護保険特別会計は、一見すると何ら問題のないように見えるわけです。それが果たしてそうなのか、順次、今から質問をしていきます。令和3年度介護保険特別会計の当初予算の介護給付費と令和2年度のそれを比べると、令和3年度は令和2年度より15%増加していますが、決算額は3%の増加であります。予算と決算の伸び率に余りにも差があり過ぎます。これはどういうことか、お尋ねします。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) コロナの影響は少なかったというふうに思っておりますが、当初の予想よりも、サービスの利用者が抑えられたというふうに思っております。また、計画時の予測より介護が必要な状態になることなく、健康にお過ごしいただけたというふうに考えております。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) 課長、答弁がちょっとずれてるいうか、足らないっていいますか、私が聞いてるのは、予算の15%と決算の3%、この差があり過ぎるが、これはどういうことかっていう話なんですよ。15と3言やあ、5倍の差があるいうことですよ。この差がどうして、ほんで先ほどは介護給付費を抑えられたと、そんなに使わなかったという答弁ですが、この15と3の開きがあることについて、いま一度答弁してください。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 先ほど申し上げたとおりかと思っておりますが、コロナの影響はそれほど多くなかったとは思っておりますが、当初の予想よりもサービス利用者、要は増えずに済んでいたということが大きな要因かと思っております。また先ほど計画の予想よりも介護に必要な状態になることなくお過ごしいただけたというのは、手前みそかもしれませんが、介護予防事業にも力を入れまして積極的にお一人お一人に支援することによって、介護状態にならずにお過ごしいただけたということで思っております。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) まだちょっと答弁が足らんような気がするんですけど。要するに、私が言いたいのは、聞きたいっていうか、予算の15%伸びたと、2年度から3年度15%伸びた。それは私から言えば、過大な見積りだろうと。過大な見積りがあって実績が3%で済んだ。だからこの開きが出てきたいうことなんですよ。それで、単年度、2年度から3年度、10%以上当初予算額介護給付費が伸びるいうことは、やっぱりこれはおかしい、異常であるという、そういう見識を持ってほしいということを言ってきます。もっと洞察力を持って仕事をやってほしいことも言ってきます。 さて、前年度よりも15%伸びた令和3年度の介護給付費当初予算額の算出方法をお尋ねします。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) こちら令和3年12月議会におきまして、八木議員の介護保険事業についてという一般質問におきまして、村長答弁よりこのようにさせていただいております。第8期介護保険事業計画は「国が運営する情報システムを用い、給付費の分析やサービス量等から介護保険事業費を積算し、これに基づき保険料基準額を算定しております。」と、このように答弁させていただいております。この「国が運営する情報システム」というものが、通称見える化システムというものでございます。令和3年度におきましては、第8期介護保険事業計画の1年目ですので、この見える化システムを活用し、算出させていただきました。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) それで、この厚生労働省の見える化システムの信頼度は、どの程度だということと把握してますか。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) こちら全国市町村全てが、この見える化システムに基づき実施しているものでございます。このシステムは第7期から全国一律で取り組まれたものですが、本村におきましても、おおよそ計画値どおりに推移いたしました。ですので、安定的に事業運営ができたことから、第8期においても当然信用し、これに基づき事業を実施しているものでございます。参考ですが、第7期の計画値といたしましては12億2,155万3,000円でした。実績値におきましては12億2,110万3,000円、その差45万円ということでしたので、こちら地域特性を勘案し、独自で施策を反映できているというふうに感じておりまして、このシステムを活用しているものでございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 今の答弁の中で数字を言われたんだけど、その数字は何ですか。いま一度答弁してください。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 第7期の介護保険計画の給付費の合計値と実績値でございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 私が先ほどから言っているのは、7期の予算額と実績を聞いてるんじゃないんですよ。2年度の予算額と3年度の予算額の対比を言ってるんですよ。ほんで先ほど言ってるんだけど、2年度から3年度介護給付費が15%伸びている。それで答弁では、システム信頼してるって話なんだけど、私に言わせれば、このシステムを丸々信用するっていうのは非常に危険であるということを言っておきます。 さて、令和3年度当初予算の介護給付費は4億5,000万であり、決算額は4億400万であります。この差額4,600万円にも介護保険料が賦課されています。この差額4,600万円に相当する介護保険料は幾らですか。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 議員の御質問に対しまして、単純に計算するんであれば、介護給付費4,600万に対しまして、第1号被保険者が担う負担割合である23%を掛けさせていただきますと、1,058万円ということになります。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 被保険者は1,000万円余分に払ってるということです。それで、被保険者が、福祉課長、介護保険料を1,000万余分に払っている認識はありますか。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) こちら単年で見ますとそのように見受けられるかもしれませんが、計画自体は3年間ということで見込みさせていただいておりますので、単純に計算し、それを負担しているというふうに見るということは考えてございません。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 介護保険料は3年の縛りがある。国や県や村や支払基金は、毎年精算してるんです。だから、この1,000万も3年後は精算する。そうじゃなけりゃな被保険者は1,000万も余分に払ってる。払うことは計画介護給付費で15%伸びてるから仕方がないにしても、実績は3%なんですよ。12%の、これで言えば、単純に言えば、これが1,000万だと。介護保険料で言えば。一概に言えないって言ったんだけど、3年度で1,000万余分に取り過ぎてる。4年度でこれが逆になるかもしれない。だけども、第8期介護給付費事業計画において、第7期と第8期を比べると、17%伸びとるんですよ。だから今度、4年度、5年度も1,000万とはいかないにしても、それなりの金額が出てくるんですよ。この金額出てくるっていうのは、被保険者から取り過ぎている金額が出てくるいうことなんですよ。これについて、どういう認識持ってるか、福祉課長。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 先ほどちょっと申し上げましたが、単年では分かりません。この先はまだ分かりません。令和4年度、令和5年度と、今後推移を見させていただきまして、先ほど八木議員がおっしゃってみえた考え方等はもちろん持っておりますので、まずこの単年で1,000万増えたから来年も1,000万、その次も1,000万というふうには、執行部として、また担当課長としては考えてございませんので、あくまで3年間見越して安定的な運営ができるような考え方で予算組み、また決算を見ながらやらせていただいているといった状況でございます。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) 時間の都合もありますので、この程度にしておきますけれども。 次に、介護給付費準備基金についてお尋ねします。令和4年3月末現在の基金の残高は7,000万円ですが、基金として適切な残高は幾らであると考えていますか、またその根拠をお尋ねします。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 先ほどもちょっとかぶるかもしれませんが、現在第8期の介護保険事業計画の初年度でございますので、今後の高齢者数の増加に伴いまして、給付費も伸びてくると想定されるために、現状において金額をお示しすることはできません。それですが、令和4年の3月議会、橋本議員の御質問の介護保険制度という御質問のときに、村長答弁の中に「第9期に向けて安定的な運用ができるような状況になりましたら、介護保険料の値下げが可能になるかと思います。」というふうに答弁させていただいておりますので、担当課としましても、そういった考えで今後進めてまいりたいと考えているとこでございます。 以上です。 ◆3番(八木敏一君) 今の答弁、何か値下げするって言ってますから、それを信用してきますけども。それで、平成24年度に介護保険特別会計が破綻しました。厳密に言うと、第5期介護保険事業計画、平成24年から26年が破綻した。この第5期介護保険事業計画の3か年に基金から幾ら繰り入れ、財政安定化基金から幾ら貸付けを受けてますか、お尋ねします。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) 財政安定化基金の貸付けを受けたのは第5期でございますが、既に第4期からの基金の繰入れは行ってございました。第5期における基金繰入額は170万円、また財政安定化基金からの貸付額は1,879万5,000円でございます。 以上です。 ○議長(渡邉一弘君) 八木議員、御協力をお願いします。 ◆3番(八木敏一君) 総額で2,000万強であります。それで何が言いたいかいうと、第5期の計画のときに、当初に3,000万あれば破綻しなかったということなんです。この5期の当初に3,000万あれば、破綻しなかったということです。 それで次に、基金の繰入れについてお尋ねします。第8期介護事業計画において、基金から525万円繰入れする計画でありますが、この525万円の根拠は何ですか、お尋ねします。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) こちら第8期の計画策定におきまして、介護給付費等を推計させていただきました。またその保険料を算定する折には、保険料額の値上げ、また据置き、値下げといった判断と、また不測の折に取り崩す基金残額を想定したところ、保険料据置きの判断をしまして、一部、基金の取崩しを含めまして、保険料据置きでも安定的な運営が可能であると判断したものでございます。 以上でございます。 ◆3番(八木敏一君) 今、答弁の中でこういうことを言ったんじゃないですか。第8期計画のときに基金残額を想定したと。厳密に言うと、保険料額の判断と不測の折に取り崩す基金残高を想定したところ、ということは言いましたか。確認しますけど。 ◎福祉課長(伊藤澄雄君) はい、申し上げたと思っておりますが。 ◆3番(八木敏一君) それで、先ほどの私が聞いたときに、基金の金額を示すことができないと、先ほどの答弁では。だけども、8期のときに想定してるわけですよ。だから、そのときそのときによって答弁を変えるいうか、変えてもらっちゃ困るんですよ。自分たちの都合でやってもらっては困るっていうこと。介護保険料は被保険者が払ってるんですよ。ほんで基金の残高は、非常に介護保険料に反映されてくるんですよ。だから、もっとやってもらう、しっかりやってもらわないと困るんですよ。 議長、最後になりますから、これで終わりますから、すいません。よろしく。 最後に、第8期介護保険事業計画において、第7期介護事業計画の3か年に被保険者から取り過ぎた介護保険料3,000万円相当から基金積立てに必要な金額を除いた残高、1,000万から2,000万を繰り入れていれば、第8期介護保険料は据置きでなく、確実に第7期の6,350円より下がったはずであります。愛知県下第2位の介護保険料を払っている被保険者の事を考えず、村の都合による介護保険事業行政では被保険者は非常に残念に思います。介護給付費準備基金は令和3年度末では7,000万ありますが、この7,000万の残高は多過ぎます。今回の質問の中でも言いましたが、4,000万円が適切であると考えます。村として、適切な基金残高は幾らなのか、真剣に考えて早急に結論を出す必要があります。そして、第9期介護保険事業計画では、介護給付費水準と介護保険料とのバランスのとれた計画を策定する。また、第8期介護事業計画で取り過ぎた介護保険料を第9期介護保険事業計画に繰り入れ、国等の負担金と同様に精算行為を行うことが必要であると申し上げて、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(渡邉一弘君) 本日はこの程度にとどめ、9月20日午後1時30分から会議を開きます。 これにて散会します。     午後4時29分 散会...